どっひゃーーー!!! 水本夏絵サンのプロジェクト
「転校生」の1stアルバムラストソング
きみにまほうをかけました
が素晴らしいーーーーーッッッッ!!!
転校生 1st『転校生』
元々GOTHICアコガレがある体質なので
「魔法」っていう言葉には弱くて
もうこの10年ぐらいは魔法と言えば2次元系なので
その集大成としての去年の
まどか☆マギカもぜーーーーんぶ見ていたり!!
でも2次元系の、しかも真摯に作られている魔法作品を見れば見るほど
すこーーしだけ??????????ってなるところもあって。
それは
ん・・・・・魔法ってそんなに自己実現のために
正しい自己実現の有様を定義するために使われるPOWERなのかしらん??
この10年くらいのタームにおける2次元表現での
魔法とは
「世界とワタシ」
の距離を測るための道具として使われてきたと
僕は思います。
それはとりもなおさずその作品を見ている僕等とセカイとの距離
を写しだしたもので、このくそったれな世界をぶっ壊すためなら
魔法だろうと少女性だろうとなんでも使うぜ(or 使わないぜ)!!!!
っていう多くのアニヲタの方々の無意識に直結した
デストローーーーーーイ表現の世界的にもまれにみるスタイルで
歴史的にみるとすごーーく面白い事態だなーーと思っています。
そうした世界観によって
今や「魔法」ってぐぐればほとんどアニメ作品に直結するくらい
日本において魔法は、この世界における自己実現の有様を
象徴する道具になったわけですが
じゃあROCK MUSICにおける「魔法」は????
抽象化された「物語」のチカラによって
受け手に現実との距離感を測らせる
アニメ的表現に置ける魔法の役割とは異なり
ROCk MUSICにおける魔法の役割は
かなーーーーーりダメダメでっす(泣)
ロックにおける魔法とはほぼ例外なく
「キミとボク」を繋ぐ奇跡への願望
であり、ありもしない魔法をあえて設定することで
精密に世界と自分との戦い方を提示する
魔法系アニメと比較するとなんじゃこりゃ??だったりします。
でも人が本当に「魔法」を望む時
魔法を手に入れたいと思う時って
世界と自分との距離を冷静に測れるような
正気の時なの??
友情とか自己実現とか平和とか
そーーいった認識の正しさを
補完するために魔法って存在するの???
転校生の1stアルバムにおいて水本夏絵サン
は最後の曲でこう唄います
きみにまほうをかけたよ
人間関係地獄絵図!!!!っていう曲からも
わかるように転校生の1stは自意識にがんじからめ
になったみっともない世界観を延々と吐露していきます
でも彼女は最後の最後で辿り着く。
それが「きみ」であること
それは魔法を使ってでも手に入れたいと願うものである事。
この「きみにまほうをかけました」は転校生のこのアルバムに
収録された楽曲の中でもっても優れていて
もっともエロスに溢れた楽曲だと僕は思います
そしてここに魔法と名づけられた行為のもう一つの有様が!!!
正しくない
世界なんて知らない
キミとボクしかいない
なんて「間違った」非2次元的な魔法の呪文!!
でもアルバムの楽曲の中でもっとも極限までそぎ落とされた
そのシンプルで美しい旋律と言葉は
正しさとは別の真実を
極めてROCK的に僕らへと突きつけます
そう大空を舞う少女でもなく
悪と闘う少女でもなく
漂うようにプールに浮かぶ少女として
2012年の魔法少女は僕等の前に姿を現したのです
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