2012年4月23日月曜日

LACKからLUCKへ 傑作Rufus Wainwright Out Of The Gameは何故生まれたのか

この作品に関しては何度もうざいくらいtweetしてしまい、
ほとんどダメ押しみたいなテキストですが
Rufus Wainwright兄き待望の新作
OUT OF THE GAMEの全曲試聴がスタート!!

OUT OF THE GAME FIRST LISTEN


そそそそそして、あおりまくらせていただいた通りの
大大大大傑作(゚(゚∀(゚∀゚(☆∀☆)゚∀゚)∀゚)゚)ーーーー!!!

先行でPREVIEWされたタイトル曲通りの
一大転換作でもありまっす!!




何故こんな奇跡のような傑作が生まれたのか?
それはもちろん彼の中で
曲を作るにあたっての動機の在り処が根本的に変わったからである。

「LACK」から「LUCK」へ


この一大転換を許容する勇気を
R.ウェインライトが持ち得たからこそ
「OUT OF THE GAME」という大傑作は生まれたのだと
僕は思います。


優れたROCK MUSICの多くは内在的な
もしくは関係性やその思考から
生じる外在的なLACK(欠落)と真摯に向き合う事で
その表現の核となる部分を構築していて
RUFUS WAINWRIGHTもセクシャリティーの部分の
そして前作「LULU」によって赤裸々に告白された
家族との関係におけるLACKをずーーっと音にしてきたアーティストでした。




ではそうしたかかわり方をすることで
そのLACKは埋められるのか??????


「LACK」の有様を詳細に描く事で
その欠落の正体を突き止めて
なおかつそれを埋めようとしているかのようなサウンドだった
今までの作品とOUT OF THE GAMEは
明らかに鳴っている音が違う!!
まるでモグラたたきみたいなLACK探しの「GAME」からは
OUTするよとでもいうかのような
R.ウェインライトの大宣言!!

LACKはどこまでも存在していて
埋め立ててしまうことなどできないけれど
じゃあ僕等はそんな欠落に対して何ができるのか?
今作でR.ウェインライトは軽やかに
まるで手品師のようにその答えを出して見せる。

「A」を「U」に変えてしまうことぐらい
ならできるんじゃない?

単なる言葉遊びじゃーーん??
でも去年生まれた長女のVivaチャンは
きっとこんな遊びこそ喜んでくれるだろう。
子供は誰もしかめつらしたおもしろくない大人なんて
大嫌いだからだ。

Rufus Wainwright and Lorca Cohen announce birth of Viva Katherine


もちろんLACKは消えるわけではないけれど
そこに留まることからLUCKの訪れを
軽やかに待ち続ける方へと舵を切った
R.ウェインライト兄きの新しい音。
それがOUT OF THE GAMEという傑作の正体なのでっす!!

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