2013年12月31日火曜日

君は音楽に恋をしたことがあるかい? EIICHI OHTAKI氏へ

僕は音楽と初めて恋に落ちた瞬間を覚えている




その曲は突然ラジオから鳴りだしたのだ


聴いた事のない分厚い(三連の)音



そしてオーケストラが3つぐらい同時に演奏しているかのようなブレイク



そして聴こえてきたのは「お、男の人だよね?!」と一瞬戸惑ってしまうくらい甘い歌声



もっと聴いていたいのにDJは一番が終わると無情にも曲のレベルを下げてお喋りを始めて最後にこう言った



「曲は、君は天然色 大滝詠一でした」




この時僕は大滝詠一という人が作る音楽に恋をした


初恋だった



おんがくとおんなのこ



僕の全てはこの曲からはじまった 






僕が生まれて初めて自分のお金で買ったLPレコードは「A LONG VACATION」だった




僕が初めてギターで弾こうと練習した曲は「君天」だった
(もちろんギター一本であの曲っぽくなるはずない!!でもその悪戦苦闘のおかげで僕は分数コードを知った)


僕が「日本の喜劇人」という本を知ったのも大滝詠一のおかげだった



僕がクレイジーキャッツを、というか萩原哲晶氏のアレンジワークのとんでもなさを知ったのも
大滝詠一のおかげだった




僕がフィルスペクターという「プロデューサー」の仕事を知ったのも大滝詠一のおかげだった



CMソングの事を子供ながらに調べてTVでかかるたびに「これはねー作曲がねー」と周りに解説を始める
いやーーーーーーーーーーーなガキになったのも大滝詠一のおかげだった



山下達郎氏も伊藤銀次氏も佐野元春氏も杉真理氏を知ったのも大滝詠一のおかげだった



僕が生まれる何十年も前から「ポップミュージック」は存在していて僕等に聴かれる事を待っている
そんな1950年代からの音楽の宝の山のありかを教えてくれたのも大滝詠一だ



そしてもちろんこんなビデオを作ったのだって大滝詠一のおかげだ







僕等大滝ファンは「待つ」事には慣れっこで

今度はイーチが僕等を待っててくれるなんてちょっと不思議な気持ちがする。







レースはまだ終わりじゃないさ

ゴールは霧の向こうさ










だから僕は来年もおんがくを聴いておんなのこを撮る


















FESTIVA2013 性格良し子ちゃん2013年BEST DISC大発表!!

ここここここ今年もこの季節がやってまいりましたぁぁぁ!!
何故AV監督がここここんな事を・・・・
と言われて早10years以上!! 2013年の大大大好きなッッ!!
性格良し子ちゃん的BEST DISCを大紹介ですーーーd( ̄(エ) ̄d)☆very good☆(b ̄(エ) ̄)b



25. The internet FEEL GOOD

今年のサウンドの一つの基調に70'sから80'sのAOR的な音を
どう解釈するのか??っていう命題がありましたが
それをBAND形式でアルバム一枚やってしまった!! ジャケもメッチャ大好きなのでっす!







24. Juice=Juice 私が言う前に抱きしめなきゃね





アイドルソングにおける
今年のハロプロ一人勝ちの一面を代表する一曲
メロディーは70年代ムード歌謡なのに
あのサックスリフとバキバキゴリゴリの変態エレクトロトラック!
この曲が凄いのは

「古さ」がデザインされている所


まんま70年代垂れ流しなノスタルジーを拒否して
その古さをどう今に鳴らすと有効なのか?
そのデザイン性の高さは今年のハロプロ曲を
象徴する表層なんですが
ほーーーんとそこが素晴らしかった!


実は僕は歌詞を空耳していて

女の子の一つ
女の子の二つ
本物の覚悟が今日も星となる




女の子の一つ
女の子の二つ
本物の「過去」が今日も星となる


だと思っていてだとしたらコトバとしても凄い!!!
と思ってたらちょっと違ってて残念・・・・・
この後J=Jは所謂ハロプロ王道路線にシフトしてしまうんですが
またこーーんな凄い曲やって欲しいなぁー




23.Mesita - Future Proof

僕はフォーマットとして「MIDIコン(を操りながら唄う)シンガー」
っていう見た目が今一番COOLな音楽的キャラクターだと思うんですが
Mesitaもそのゾーンの唄うトラックメーカー!!
「世界中の奴らに届けてやる!!」感満載のアルバム全体でのテンションの構成最高でした!






22.CRISTINA QUESADA - Pineapple Princess

ひぇーーーーーーーーーーこここんなシンプルでCUTEな音楽が
2013年に可能だなんて・・・・・彼女の本職が「唄のお姉さん」と知って納得!!






21. blue marble フルカラー

大傑作バチェラーポップスアルバム!!

何度未明の明け方にメッチャ聴いた事かッッ!!





このインタビューもおもしろかったなぁーー


もっともっとセンチメンタルにエモーショナルなBANDに
なれちゃうはずで来年もっとドーーーン!!とメジャーに活躍してほしいなぁー



20.Edward Sharpe and the Magnetic Zeros





ススススイマセン・・・・今まで70年代的な「誇大妄想」ROCK
をネタとしてやってる人達だと思ってました・・・・
セルフタイトルを冠したこのアルバムの本気のゴスペルロック!!!
うーーーーん凄い!!!



19.The Silver Seas ALASKA





昔から大ファンなんですが前作のパワポ路線から一気に
彼等王道のレイドバックした泣きメロ路線へ大復活!!
PVも最高ーーーーーーーーーーーーでっす!!



18.FRENCH HORN REBELLION Dancing Out




80年代モードを採用するBANDはほんとーーーーーーーーに今多いけど
彼等のこの曲が今年一番ど真ん中の80S!!!!
この「ダメさ」スパイス、それを対象化して取り入れる事の出来るクレバーっぷりに乾杯!!



17. Neko Case "Night Still Comes"

今年一番の「ハードボイルド」SONG!! 夜は誰にもやってくる
それはドラッグ漬けで頭に銃を向けているジャンキーにも平等に
そして優しく・・・






16.BLOOM TWINS

まぁーーーー今年一年性格良し子ちゃんのtwitterは
日本支局のように彼女達の動向をずーーっと
お伝えしてきましたが

TWILOG


何度も言ってますがぜーーーーーーーーーーーったい彼女達は
日本でも展開すべきだと思います!!
てか日本の方が受けるはずッッ。
VerveのR.アシュクロフトと制作した新曲が楽しみすぎるぅーー






15. Milosh Jetlag







RHYEとしてのアルバムも良かったんですが
ひたすら自分の奥様を使ったPVで明らかなように
よりパーソナルでセンシュアルなこっちのアルバムが素晴らしかったぁーーーー!!





14. Chris Malinchak - So Into You
 Miami Horror ft. Sarah Chernoff - "Real Slow"








今年はEDITされたBOOGIEモノにとーーにかく気持ちいい作品が多かったんですが
その中でもPOPさに秀でた2曲!!!この辺の人達是非アルバムも作ってほしーーー




13. Elvis Costello & The Roots Wise Up Ghost


とーーーにかく最初に聴いたときの熱狂Tweetはコチラ!!



TWILOG



このアルバムの通底音は「死と怒り」
それはもちろんROCK MUSICとして鳴らすことができる
その確信に満ちた音と言葉にメッチャ勇気をもらいました





12. Jamie Isaac - 'I Will Be Cold Soon' EP





JAMES BLAKE以後のシンガーソングトラックメーカーの中で
とーーーにかくメロディーの良さとセクシャルさで一抜け!!
JB以上のウルトラソフトロックMODEにととと溶けるぅぅぅぅぅ
来年のフルアルバム楽しみだなぁー



11.obey city Champagne Sounds EP




GLOfiというか今はVIPERって言った方が通りがいいかもですが
その方法論を洗練しまくったとてつもなく完成度の高いEP!!
このあたりの人達ってPVとかあんまちゃんとしたの作ってくれないんですが
TEASER MOVIEも素晴らしかったですっっっ
そしてなんと2014年2月には
seiho氏&食品まつり氏と来日公演がぁーーーー!!


 Obey City Way Cool Winter Tour 2014 Nagoya




10. Fla$hBackS FL$8KS

Whitescreen様のBESTにも書かせていただきましたが

【邦楽MV篇】white-screen.jp年末特別アンケート企画!

完全に「NEXT STAGE」の音と言葉とたたずまい!!

USにはCHANCE THE RAPPERがいるかもだけど
日本には彼等がいる!!






9. Kylie Minogue - Skirt

ままままままさかKYKIE様がこーーーーーーんな凄まじい
曲をDROPするなんて!!!
PVのアイデア一発&SEXYっぷりも今年最高の一作
いつも「新しい音」はダーティーでエロくて
グルーーーヴィーなのです





8.1975 1st album


性格良し子ちゃんはずーーっと彼等推しでしたが

TWILOG 


UKのBANDとしてはもしかしたらマニックスの1stに匹敵するくらい
ロマンチックで愛と性欲とビッグメロディーに執りつかれた
ポップ殉教者の音楽、傑作だと思います






7.ICONA POP 1st ALBUM


彼女達についてずーーーってtweetしてきましたが

TWILOG


今年発表されたGIRL POP、否!!あらゆるあらゆるジャンルのアルバムにおいても
もっともアイデアが詰まりに詰まりまくった
究極のエレクトロポップアルバム!!

このアルバムの鳴り方が今後の「アイドルアルバム」の作りのロールモデル
になるのは間違いないし、果たしてそこへキャッチアップする
アイドルグループは誰になるのか?楽しみーーーー






6.Sky Ferreira Night Time, My Time

彼女に関してもずーーーっとお伝えしてきましたが

TWILOG

発売は延期され続けるは
更に!発売時のあのドラッグ騒動・・・・・

がしかーーーーーーーーーーーーーーーーーし!!
アルバムはとにかく素晴らしかった!!

おんなのこという生き物

の生々しさをこれでもかとサウンドに刻み付けた
傑作アルバム!
もちろんジャケは2014年最高傑作だと思います







5.Pharrell Williams Happy & Robin Thicke - Blurred Lines ft. T.I Pharrell


もちろんDPの曲も含めてもOKですが2013年はファレル兄貴の年だった!!
White screen様のエントリーにもカキコしましたが

【洋楽MV篇】white-screen.jp年末特別アンケート企画!


思いつきのようなシンプルな「アイデア」こそが最もPOPになる
その大原則に完全に乗っかった兄貴の今年の音は全てがパーフェクトだったーーーー!!!

Robin Thicke Blurred Lines Unrated Version Video from Media Easier on Vimeo.







4.禁断の多数決 アラビアの禁断の多数決


こーのアルバムに関してはこのエントリーで
書きまくってしまいました!!!

Merry Christmas Miss.イェツィンカ&ヤルミラ!!
禁断の多数決「リング・ア・ベル」のミュージックビデオを
制作させていただきました




そして今月の初LIVEを見て
アラビアが
「モンスター」から「リバースター」へ!!
というメタモルフォーゼを掲示したアルバムだぁーーー
という自分のトンデモ説にまたまた自信を持ってしまったッッ!!



そして昨年1stのエントリーの際


FESTIVA2012 性格良し子ちゃん2012年BEST DISC大発表!!


予言したライブがBINGO!!だったので
今年も大胆予想!!来年の彼等のLIVEは
こここれがロックバンドのライブ?!?!
っていうくらい「シアトリカル」になるに違いないと思います。
っていうーーーか! 日本のROCKBANDで
これだけ次の年何をやるんだろう?!?!ってワクワクさせてくれる
BANDはないわけで!! うーーーーん2014年もたたた楽しみぃーーーー!!







3.Miley Cyrus Bangerz


GAGA姐さんもK.ペリーも完全にぶっこ抜いて
今年のPOPMUSIC最大で最高のパフォーマンスは
言うまでもなく彼女のVMAの完璧な振る舞いだった





僕はWE CAN'T STOPのとんでもない凄さに震撼して






それ以来ずーーっと彼女のtweetをメチャクチャしてきたけれど
まままままさかアルバムがこんな作品になるとは!!!


10年代における女性BLUES ALBUM最高傑作の一つ


それがこの「BANGERZ」の正体である


一曲目の「ADORE YOU」から
彼女の喪失感が爆発する「WRECKING BALL」
狂ったトラックとメランコリーが交錯する「My Darlin」


聴けば聞くほどあらゆるトリックが詰まったサウンドプロダクション
もとんでもないけれど
それを飛び越えてMiley Cyrusのボーカルが圧巻で。

USで最も知られたセレブ一家の娘である自らを肯定するかのような
ヴォードヴィル的唄から、もちろんダーティーなサウスHIPHOP
王道のパワーバラッドまで変幻自在にボーカルスタイルを駆使して
まるで悪魔に魂を売り渡したかのようにサウンドを乗りこなす
鬼気迫る彼女の声こそがこのアルバムを支えている。

悲しみを歓びを同時に咆哮する


そんな離れ業を彼女はこのアルバムで成し遂げてしまったのだ。


そしてそんな彼女の在り様は優れたポップミュージックには
いつもその二つが同時に鳴っている、
その事を改めて僕等に知らしめてくれたのだ!!

あまりの素晴らしさに僕は超ーーーーーーーーーー限定のVINYLまで



買っちゃったけど、それくらいすす素晴らしいアルバムでしたッッ!!



2. モーニング娘。君さえ居れば何も要らない





JUICE=JUICEの際にもカキコしましたが
とにかくアイドルポップスにおいて
2013年のハロプロは完全に圧勝でした

この曲が解禁された際狂ったようにtweetしたコチラで
言い尽くしてしまったんではあるんですが

TWILOG


とにかく女の子ポップスの歴史においても
金字塔のような作品だと思います。


この5年ほどでアイドルソングを作る製作者の方々も
世代交代が進んで、それに沿って
アイドル語りをする際にも殊サウンドに関して先鋭的な
TEXTが書かれるようにもなりました。
それはそれで嬉しい事だし読んでてほんとーーに
幸せな気分になるけれど
でも僕はどうしてももっと!もっと!!を望んでしまう。

それはアイドルソングおける「コトバ」の部分

その後にリリースされた「愛の軍団」の時に
ちょっとtweetしてしまいましたが

TWILOG


やっぱり僕は現在のアイドルソングは「コトバ」の部分が
ものすごく「弱い」と思う。


それはかなり以前「FUTURE DIVER」についてエントリーした際にも
言及しちゃいましたが

でんぱ組.inc Future Diver


ボーカルミュージックである以上
やはり曲におけるコトバとサウンドの重要性は
言うまでもなく50/50で。

でもアイドルソングにおいては特権的にサウンドだけを
遊戯的に語ることが許されてきました。

なぜならそれは70年代に
サブカルチャー的な見地からカウンターとして
アイドルを語る際の「身振り」として
確立された方法論だから。

つまり語り口としてはかなーーーーーーーり昔からある方法論で
それは楽しい!!楽しいけれど
僕がこの「君さえー」を聴いて思ったのは

もうそろそろコトバも含めて
アイドルソングについて言及しないと
アイドルソング自体が進化しないかもーーーーと。


僕は聴き手のフィードバックと共に成長していくのが
ポップミュージックだと思っていて
そのコール&レスポンスがないところには
新しいポップミュージックは現れないと思っています。

今現在アイドルソングをサウンド面から語るフィードバック
は百花繚乱色々あるけれど
コトバに関しては悲しいくらいレスポンスが無い(泣)
だからサウンドはほんとーーに進化しているけれど
コトバに関してはかなーーり旧態以前のままだったりします。

そんな中この「君さえ居れば何も要らない」は
コトバの位相においても"奇跡的に"凄まじかった!!

ガチガチにAUTOTUNEした音の閉塞感をコトバが
そしてそこからの疾走するスピード感をコトバが
サビの力強いメロディーをやはりコトバが

ここには所謂つんく節といわれるような
独特の「コトバ遊び」もなければ
秋元康氏的な引き延ばされた「永遠の放課後」もない


弱くて、でも強くならなければならないと願う
等身大の「僕と君」がいる。


I Love Youを今日もまた優しくささやいた
二人の現実が真実となるように


I LOVE YOUという「コトバ」が最も機能する
瞬間が鮮明に描かれている徹頭徹尾リアリスティックで
そしてロマンティックなラブソング
そして「ラブソング」という表現において
これだけトチ狂ったサウンドを要したアイドルソングは
2013年なかった!!
「君さえー」はまだまだ「愛」の唄は進化することができる!!
という高らかなアンセムでもあるのだ。


あぁぁぁぁ来年もハロプロ制作陣の方々が
またこんなアイドルソングを作ってくれることを心から願います!!



1. 160OR80


white screen様のBESTでもこーー書いてしまいました・・・

【音楽篇】white-screen.jp年末特別アンケート企画!


そして以前アホみたいな長文でこーー宣言もしました


2013年のヌーヴェルヴァーグ JAPANESE JUKE×HIP HOPコンピレーション
「160OR80」の衝撃
Carios & DKXO ×早乙女らぶ year​-​end tax adjustment編!!



2013年のヌーヴェルヴァーグ JAPANESE JUKE×HIP HOPコンピレーション 「160OR80」の衝撃2!! PUNPEE×つぼみ Badhabitが最強のラブソングである理由


それでもまだ足りないのかよぉーーーーと!!
ホントはですね、ほんとーーーーーーーーーーーーーーーーに
僕がこの作品について書くのってどーー考えても変なんですけど
変なんですけど、でも申し訳ないですがこの作品の重要性と革命性に
見合ったテキスト量には全然足りてないと思う


なので2013年ラストのラストにもう一回言わねばッッッ



160OR80は世界的に見ても2013年最も優れたROCK MUSICです。





繰り返しになっちゃいますけど
ROCK MUSICは境界を超える&侵犯する事で
新しいクルーヴを手に入れ僕等が生きる「今」の
時代性をどの表現ジャンルよりも明確に撃ち抜く
コトバと音と快楽を手にしてきました。


でもこれだけジャンルが細分化、「村」化して
さらにそこだけである程度「自給」できちゃう今
なーーーんでそんなめんどくさい事やんなきゃなの??
という空気がなんとなく立ち込めていたりして。

そんなある種自主規制にも近いいやーーーな雰囲気を
軽々と超えて、しかもCLUBでナンパしてベッドインまで
いっちゃうかのようなフットワークで
ROCk MUSICの本質へと辿り着いてしまった
奇跡的な作品が160OR80!!


そして驚愕なのはまるでSEXするように
二人の、もとい!二つの音が交わることで
トラックメーカー各位のサウンドも
そしてラッパーの方々のコトバも
よりPOPなものへとメタモルフォーゼしてしまった!!

というか元々今後日本を代表する音とコトバを司るであろう
参加ミュージシャン達が携えていた
本質的なポップネスを
垣根をとっぱらう事で
赤裸々なまでにハダカにして
顕わにまでしてしまった。
こ------の功績も計り知れないと思います。



本当のROCK MUSICは人を自由にする
そして自由な人間がROCK MUSICを鳴らす


そんなほんとーーーーーーーーにシンプルでSEXYで
160で80で自由な音楽の登場に皆様どうぞ拍手を!!!






















こうやって並べてみると今年はポップフィールドで鳴らされた音で
優れた作品がいっぱいあったのが特徴で
特に女性アーティストがその最前線で
鳴らしてくれた音が圧倒的におもしろかった!!


自由である事、SEXUALである事


色々な作業をする中でその二つをバシッ!と考える一年でした。

また来年も素敵な音楽に勇気をもらえますように。












































 
































2013年12月4日水曜日

Merry Christmas Miss.イェツィンカ&ヤルミラ!! 禁断の多数決「リング・ア・ベル」のミュージックビデオを制作させていただきましたー

ROCK MUSICとCHRISTMASには
サンタクロースと子供達の関係にも似た
特別で秘密の関係がある

それは・・・・・・



日本で一番有名なクリスマスソングを作った
山下達郎氏も







あのクリスマス音頭を作ってしまった大瀧詠一氏も








クリスマスソングだけで5枚組のアルバムを作ってしまったSufjan stevensも








そしてクリスマスマニアが高じて映画まで作ってしまった
Flaming lipsのWayne Coyneも








みみみみみーーんな天才で変態でポップファナティック!!!!!



そしてもちろん「禁断のクリスマスBOX」を作り
1stアルバムにも、2ndアルバムにもXmasソングを入れてしまう
禁断の多数決も
も・ち・ろ・ん

10年代最強のPOP FANATIC BAND!



なななななーーーんと
この度性格良し子ちゃんは
禁断の多数決2nd Album「アラビアの禁断の多数決」収録
「リング・ア・ベル」のミュージックビデオを制作させていただきましたーーー!!






思い返せば1stアルバム発売時、
こーーんなブログエントリーをさせていただき




アイを喰らうモンスター 禁断の多数決「はじめにアイがあった」レビュー


(あっ!ちなみに上記TEXTは今現在も一番正確に「禁断の多数決」という
音楽集団を解説したテキストだぁー!!と絶賛自画自賛中(^O^)ーーースイマセン・・・)



それから一年・・・・・まままままままさかこーいう展開になろーーとはッッ!!!!


性格良し子ちゃんの事務所に来ていただいた事のあるAV関係者の方で
ウチの事務所内トイレのドアをご覧いただいた方はお分かりの通り


じじじじじ実は・・・・・


性格良し子ちゃんもかなーーーーーーーーーーーーーーーーーりのクリスマスフェチ!



宗教的な意味合いをちょっとだけそばに置いておいて
クリスマスというシーズンが湛える「音」と「光」



その特別な「音と光」の意味を知りたくて多くのミュージシャンや映画監督は
クリスマスソングを作り、クリスマス映画を作ってきた


クリスマスソングというフォーマットが
須らく祝祭の表層を湛えるのは
その「特別な意味」を発見した!!!という
表現者の方々のその喜びが
音に、画面に満ち溢れているからだ



上記した1stアルバムのレビューで
僕は禁断の多数決の音楽を


モンスター


と名付けた。


そして今回「アラビアの禁断の多数決」をビデオを作るうえで
聴かせていただいて
僕は超ーーーーーーーーーーーーーーー驚いてしまった!!


そそそそれは上記ブログで「モンスター」と評させていただいた彼等の音が
この2ndにおいてメタモルフォーゼしてる!!



何からナニへ????


そうそれは



モンスター




から


リバースター




へ!!


この変化にビックリ・・・・・・・


もうアルバムを購入された方は
インレイに印刷されたライナーノーツで解説された
リバースターの秘密を読まれて

そしてCDのレーベル部分にプリントされた
リバースターを頂点とした
「食物連鎖」を見てお分かりの通り



「アラビアの禁断の多数決」は彼等による「キング・オブ・ポップ」宣言




あらゆる音楽連鎖の頂点に僕等が私達が立つという
力強いポップアンセム集なのだ!!





インダビューによるとこの「アラビアー」は
今作へと結実した「ポップサイド」
そしてもっとオルタナで
エクストリームな楽曲を「PITCHFORKサイド」として
二枚組で発表される予定だったらしい。



それを知って&この「アラビアー」の確信的楽曲を聴かせていただいて
僕はハタ!!と気づいてしまった・・・・


ここここれ、キンタス(禁断の多数決)にとっての「SOMETHING/ANYTHING?」ジャーーーン!!!




Something/Anything? wiki







TODD RUNDGRENというポップファナティックが満を持して放った二枚組の名作
「a bouquet of ear-catching melodies」と題された
ウルトラポップな一枚目と
「The kid gets heavy」と題された
エクストリームな二枚目と・・・・



徐々に己の音楽に注目が集まり
ファン層が拡大していったトッドラングレンは
このアルバムを作った時こう思っていたに違いない


もうどんな曲を作ってもそれは
僕の君の、そして僕による君への、ポップソングなんだ




1stの発売そしてそれが巻き起こした共感によって
禁断の多数決、そしてほうのき氏はやはり同じことを思ったばず
(もちろん正にTODDまんまな「フライデイ・ナッツ」からの連想もありまっす!)


もうどんな曲をやってもそれは
「禁断の多数決」によるキミへのロックミュージックなのだ、と。




ほうのきかずなりという天才(&モンスター)
の脳内をトリップするような1stから
外へ外へ、そして「アラビア」への旅・・・・・


どこへ旅立ってもそこには
禁断の多数決の音が成立するという確信の元に作られているのが
「アラビアの禁断の多数決」であり

それを象徴するのが
「聴く者を喰らってやる!!」という
"モンスター"から
不思議な力で人々を呼び寄せるような
"リバースター"という
OOPARTS(オーパーツ)ライクな祝祭のモニュメントへのメタモルフォーゼ!!



だからビデオの中でも


リバースターは光ります!!




リバースターは煙を吐きます!!







様々なインタビューでローラーガール嬢が
盛んに言及&イラストを描きまくってるように
リバースターへとメタモルフォーゼしたのは
BANDにとって物凄く大きい事で、
アルバムラスト曲「アイヌランド」の
まさにライブ用スーーーパーーーーANTHEMっぷりにも顕著なように

禁断の多数決はより多くの人々の前へ
異様なモンスターとして対峙するのではなく
祝祭のリバースターとして現前する。

その覚悟を決めてしまった素晴らしいアルバムが
「アラビアの禁断の多数決」というアルバムだと思います。


そーーーんなアルバムのクリスマスソング!!が「リング・ア・ベル」




僕は曲を聴かせていただき&歌詞を拝読させていただいたホントその瞬間
PUNKでPOPで女の子な、あの映画しか浮かびませんでした!!








Dear イェツィンカ&ヤルミラ!!!


彼女達ならどんなクリスマスを過ごすだろう??



彼女達ならどんな「ベル」を鳴らすだろう??



冒頭にロックミュージックとクリスマスには特別な関係があると書きました


その関係性を僕も解き明かしたかった!!


音楽と聖夜の間を繋ぐ「女の子」達を見せたかった


だから「リング・ア・ベル」はこんなミュージックビデオになりました





そして「シンクロニシティ」!!!



1stについてのブログでユング的UFOをお題にしたからではないけれど

このミュージックビデオの撮影には驚くべき「ユング的シンクロニシティー」が
起きまくりだったことにほんとーーーーーーーーーーーーーーーーーに驚いていて!!



大体があのAV界で唯一「DAW(CUBASE使い!!)を使ってトラック制作&作曲する」
並木優チャンと

AV女優による本格音楽レーベル、“MILKY POP GENERATION”が始動……DTMが趣味の並木優さんも参加!



現在AV界で最も人気がありなおかつカンパニー松尾監督による作品によって


由愛可奈、驚愕のドキュメンタリー作品! カンパニー松尾監督を唸らせたセックスの天才の素顔とは

その特異な、正にヤルミラ的「女の子」の在り様を見せつけてくれた
由愛可奈チャン!!



こーーーーんな


AV界の「音と光」





を体現するような女の子二人を
奇跡的にキャスティングできてしまったことしかり!!




そしてさらに
ラストに出てくる都内某所、知る人ぞ知る「鐘」の元で撮影出来た事しかり!!!!


そしてこーーーれが凄くて、
やはりビデオの中で出てくる関東某所
まったく知らなくて僕等はその場所で、
その砂漠感と所以のある「アラビア」感から
そこで撮影したんですが
ななななーーーなんと禁断の多数決が表紙となった
「bounce」の撮影も実は
そこと同じ場所で撮影されていたと
プロデューサーのS氏にお聞きしてきききき驚愕・・・・


ささささらにアルバムの「crazy」にはこんな歌詞が。



あの月まで連れてってくんない?
飾り付けのお手製宇宙
衛星ツアーあの月面宙返りを
キスキスキス衛星にチュー
愁いに包まる

from「crazy」



シシシシシシシシンロニシティ・・・・・










「音と光・・・・・・そして女の子」




それはクリスマスそのものだったり
そしてそれはROCK MUSICが永遠に求める何かの姿だったりする。



ring a ring a raing a bell

highlights 夏の裸の波の音


from「リング・ア・ベル」


2013年最高のクリスマスソングであるこの「リング・ア・ベル」の
映像を作る事が出来た奇跡を僕はとても嬉しく思います。







P.S 今回のこのプロジェクトは日本で一番素晴らしい
POP MUSICブログメディア「Here, play pop!」様の
このエントリーを見なかったら起こっていませんでした

Here,play pop!


この場をお借りして深く感謝いたします。

















































2013年9月5日木曜日

2013年のヌーヴェルヴァーグ JAPANESE JUKE×HIP HOPコンピレーション 「160OR80」の衝撃2!! PUNPEE×つぼみ Badhabitが最強のラブソングである理由 




見つけた。何を。永遠を。海と溶け合う太陽を



from「永遠」アルチュール・ランボー






POP MUSICには一つの命題がある




「永遠と一瞬」を繋ぐ事




「永遠と一瞬」を意味づける事








その距離を、その孤独と恍惚を
音とコトバに翻訳しなおす事




どひゃーーー言い方硬いなぁーーもとい!!




つまり普通な感じに言い直しま----すと



ラブソング

って事でっす!!



優れたPOP MUSICは何時の時代も


僕等を隔てるこの




永遠と一瞬



こそを「LOVE」と呼んできた




永遠とは誰の事??





一瞬の正体は???



その秘密を解読してくれる「唄」が

ポップミュージックとしてスタンダードになる







誰もが共感できる唄になる





明らかに2013年音楽における「ヌーヴェルヴァーグ」と宣言できる
JAPANESE JUKE/FOOTWORK?HIP HOP傑作コンピレーション
160OR80!!


(あっ!その辺についてはゼヒこちらもお読みください)





僕がPUNPEE氏&satanicpornocultshopのBadhabitを聴いて
とーーーーにかく驚いた事


それは





どひゃーーーHIPHOPの、そしてDANCE MUSICによる
ポップミュージックとしての
「スタンダード」なラブソングが生まれてしまったぁぁぁぁぁぁぁという事でした









しーーかしそれにしてもこのPVが完成するまでの道のりは
ななな・・・長かったぁーー(泣)







構想は一番最初に曲を聴かせていただき
MOVIEを作るってなった時から
何故かピコーーーーーン!!!とイメージが!


あれ!?!?!何故かこの曲を僕は初めて「聞く」はずなのに

確かに「見た」ことがある!!!


唄の中のちょっとだらしなくて可愛くて真摯でそれでいてSEXYな「ふたり」を

確かにスクリーンで!!




そーーーか!!

ここここれは「アレ」をネタにするしかないッッッッ!









愛情は一瞬にも永遠にも
時々でその姿を変えていく




最近は疑似「永遠」だけを唄った疑似ラブソングや
刹那的な「一瞬」だけを唄った疑似パーティーソングも多いけど






疑似なんてつまんないじゃーーーん!!!




そんなAV誰が見るの???





じゃなかったそんな曲誰が聴くの???????




あの映画の中のナマナマしい
ちょっとだらしなくて可愛くて真摯でそれでいてSEXYな関係性は
まさにこのBadhbitの世界観にぴったしじゃーーん!!




ん??????



ちょっとだらしなくて可愛くて真摯でそれでいてSEXY?????






おーーーーー!!



これってば正に


つぼみ姫



の事ジャン!!!!





とひらめいてしまったのが2月・・・・・






2013年現在も
AV界でもっとも人気のある彼女

DMM2013年9月女優ランキング



でも不思議な事に
つぼみチャンの「魅力」を
一言でいいあらわすことは
実はめーーーっちゃ難しくて



その難しさは
かなーーーり前に某AVメーカー様での会議中
有名な社長氏が漏らしたこんな一言


「くぅーーーーーーーーーーーーーーー俺が
この何年かでもっとも悔やんでる事の一つは
つぼみをデビュー時になんで撮らなかったかって事だよ!!」
(その後そのメーカーさんは彼女を撮ってますが)




そして僕自身も某メーカー様でつぼみチャンのスチールを撮った時
その不思議なたたずまいに
どひゃーーーと思ったことがあります






でもその撮影以来僕は
そんな彼女のたたずまいが気になって
色々と考えてしまいました・・・・・・

彼女は誰???


彼女は「永遠」??


それとも「一瞬」???






いまならそんな事超ーーーーーーーーーーークリアにわかります!!





「永遠と一瞬」



そのどっちをも見させてくれる


「天国と地獄」


そのどっちをも体験させてくれる



「可愛くてSEXY」


そのどっちをも感じさせてくれる



そーーーんな女の子だからこそ

つぼみチャンは「スタンダード」な
日本で一番素晴らしいAVモデルになったんだ!!!!!



たからこそ彼女は誰からも愛される存在(=LOVESONG)
になったんだ!!!!




だ・か・ら、今回160or80というコンピレーションの中でも

最もHIPHOPとかJUKEといった垣根を超える

スタンダードなPOP MUSIC

パーフェクトラブソングとして
鳴り響くこのBADHABITに


どーーーーーーーしても彼女をキャスティングしたいッッ!!と思いました。





そーーーーしてPUNPEE氏!!






氏の「HIPHOPアーティスト」としての
DEEPなモロモロに関してはコチラをお読みいただくとして


街のものがたり―新世代ラッパーたちの証言






僕がとーーにかく凄いなぁーと思ったのは



あーーーーーーーーーーー!!この人ポップスターになっちゃうじゃん!!



という佇まいッッッ。



実は驚くことに最初の打ち合わせで
氏はご自分が前面に出るPVに否定的でした



year-endのエントリーでもカキコしましたが



現在のHIPHOPにおけるプレゼンテーションの
一つの潮流は


SNSを使ったゲリラ戦的な情報発信


もーーーーーーちろんそういうやり方が似合う
アーティストや楽曲もあるけど


PUNPEE氏の曲、そしてそのアーティスト性は
そういったアンダーグラウドちっくなやり方じゃないんじゃないか?
そういう「HIPHOP村」的な遊戯性をぶっこえて




そこのアナタ!!!
あーんど
そっちのキミ!!!!!




ストレートに届くPOPNESS




それがPSG時代から傑作「MOVIE ON THE SUNDAY」まで
氏のサウンドを貫く本質ーーーー!!





そういう氏だからこそこのBADHABITというラブソングは


ポップミュージックだけがたどり着ける普遍性




愛情が持つ永遠と一瞬


を鳴らすことができる。






てーーーな事を思っての撮影!!!








つーーーーーーーーーーーーーーーーーまり!!



つぼみチャンとPUNPEE氏という


AV界あーーんどHIPHOP界の
二大ポップスターの「邂逅」だぁーーーッッ!!





で撮影中に僕はきづいたんですが
なんかどっかかなーーーり



「似ている」


この稀代のポップアーティストを
一つの画面に収める事!!!





そーーれがこのBADHABITのPVの狙いでしたッッ。









今後プチメイキングなんかも含めて
徐々につぼみチャン&PUNPEE氏の撮影時の様子とか
160OR80のYOUTUBEチャンネルで
お見せできたらおもしろいだろうなぁなんて思いつつ
無事撮影終了!!!









さささささぁぁぁぁぁってな感じで編集も終了!







とととととととととところがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・













こっからですよ・・・・・


皆さん、BADHABITのLYRICを覚えていらっしゃるでしょうか?






「
昔気質 クオンタイズは ずらせないんだよ」






クォンタイズってのは音楽制作用語で
ふにゃふにゃしたグルーブをキチキチっとした
ジャストなリズムに強制的に合わせていく作業なんですが





最初のEDITバージョン完成から
なななななんと3か月!!!!




あはははは・・・・・・





PUNPEE氏プレゼンツ!!!
怒涛の編集直し作業が始まってしまったのです。






とにかくプレビュー(EDITしたものを確認してもらう事)
後に氏から送られてきた


「修正部分」リスト


を見て僕は唖然・・・・・





こここここれ100か所ぐらいあるじゃん!!
ししししかも全部2F(一秒の60分の2の長さ)ぐらいのタイミングとか
カラコレ(画の色味)のパラメーター10%ぐらいの事じゃないっすか!!!!





パラノイア・・・否、もとい






これまでのPUNPEE氏の作品を追っかけてた方々はお気づきだったり
僕も氏の情報量を詰め込みに詰め込みまくった
FLOWやサウンドを聴いて
なーーーんとなくそんな気はしていたんですが



編集作業時にそのNINなトレントレズナー的??



いや!!!!映像って事だからもっといってしまいましょう!!


ぶっちゃけ一つのカットを50テイクぐらいはざらに撮影していたという
スタンリーキューブリックばりの





ザ・パーフェクショニスト






っぷりがまさに大爆発--------------------!!




わたくし「シャイニング」のシェリー・デュヴァル様バリに震えました・・・・








こーーーーーーーーーーーーーーれはそっとやちょっとじゃ終わらないぞぉ・・と。







何をグチってるんですか!!とファンの方は激オコかもーーですが


でもでもでも、それはもっのすごくおもしろかった3か月だったのでっす!!







性格良し子ちゃん事務所での編集作業中の会話で
僕はPUNPEE氏にこんな事をたずねたことがありました


性「PUNPEE氏の曲ってどのくらい実際の経験が反映されるんですか??」


P「結構そーいうのってのっかってきますよ」





ポップという概念を持ち出すと
ある物事を誰にでもわかるよーに
薄めたり甘ったるくしたようなイメージがあるかもですが
そういう表現は単に「粗悪品」なだけでPOPとはいわないと思います。




POPという事はそれを表現する人の本質が赤裸々になる事
その「裸」さゆえにそれを受け取る人々は
その表現にココロから共感することができる



BADHABITが持つPOPNESSとは





そんな氏の赤裸々っぷり


神経質なパーフェクショニスト






そして


「月の下で踊るキミ」を見つめるロマンティスト









このPUNPEEというアーティストが持つDEEPな二面性が
200%楽曲に込められているからこそ
素晴らしいラブソングになっている








このPVにもそんな氏のパーフェクショニストでロマンティストな
赤裸々な二面性が存分に現れていると思います







めでたしめでたし・・・FIN





































となるはずだったラストのラスト、
完パケ完成ーーーーーー!!となった8月のある日





PUNPEE氏よりMAILが・・・・






「あのぉ・・・・どうしてもVの結末を変えたいんですが・・・」















まままままままままじかぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



でもそのMAILを見て僕は思いました



あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁこの人はなる!!!



PUNPEE氏はポップアーティストになってしまうぅぅぅぅぅ!!!
と確信しました・・・・・・







どんな変更がなされたのか??





それは多分、PUNPEE氏とつぼみ嬢
だけが、あっ!そして海だけが知っている




永遠と一瞬




僕等はその秘密を知るために
またBADHABITを聴くんだろうなぁーーーと思うのです。






このBadhabitという2013年を代表するような
ラブソングは愛情というココロの秘密を
ヒットチャートにあふれるどんな楽曲よりも
僕等に教えてくれていると思います







PあーーんどT!!!!


お二人こそ10年代を担う
最高のポップスターだぜッッッ!!!!!



Bad habit (NSFW) from 160OR80 on Vimeo.

2013年のヌーヴェルヴァーグ JAPANESE JUKE×HIP HOPコンピレーション 「160OR80」の衝撃 Carios & DKXO ×早乙女らぶ year​-​end tax adjustment編!!

今年はKool Hercが初めてブロックパーティーを開催した年から数えて
HIPHOPにとってはちょうど40年目のメモリアルイヤー!!!









そしてその事とHIPHOPとJUKEをハイブリッドに融合した
コンピレーション「160or80」が発売されたことは
決して無関係じゃない!!






性格良し子ちゃんのtwitterをfollowいただいている
方のtweetで気になってBANDCAMPのサイトへ足を踏み入れたのが
今年の2月・・・・・


160or80 bandcamp



どどどどどどひゃーーーー


こここここここここれはヤバい・・・・・・・
ってかなんだコレ?!?!?!
そこはまるで21世紀型のBLOCKPARTY!!
音がそしてコトバが坩堝のようにからまりあう
どFUNKYでドSEXYでスーパーPOPな楽曲が
ひしめいていた。
そう!!正にHIPHOPとJUKEのオジー(乱交)状態

そして明らかに新たなPOP MUSICが正に生まれようとしている

そんなコンピレーションが「160OR80」でした!!


男が女を求めるように
女が男を求めるように



優れたPOP MUSICにおいてはコトバは常に新しい音を求めていて
サウンドはより多くの人々にその新しい鼓動を届けてくれるコトバを求めている


またぁーーーーー性格良し子ちゃんおなじみの
「音楽=セックス」理論キターーーーーーーーーーーーーーかもですが
いやいや!! ロッケンローな50年代から常に新しいBEATを求める
"エロい人"によってPOPMUSICは更新されてきたなんて事はいわずもがな!!



なんでみんな断言しないんだろーーと思うんで
僕が断言しちゃいますけど

現在明らかにメルティングポット状態で
第三次ムーブメントが爆発する
寸前のジャパニーズHIPHOPの「コトバ」と

あらゆるダンスミュージックのテクスチャーを飲み込んで
160BPM、BEAT PER MURDERで切り刻む快楽殺人者のような
JUKE/FOOTWORKをミクスチャー(性交)した
160OR80というこのコンピレーションは



世界的に見ても
2013年最も優れたPOPMUSICといっていいと思います。





そーーーーーーーーーーーーーーーの中でも
一番刺さる曲、正に「ANTHEM」!!!
それがyear​-​end tax adjustmentでした。



PICNIC WOMEN氏による正にJ-JUKEともいうべき
あらゆる人々に開かれた流麗なBEAT
(なんであらゆるラジオ放送局がこのBEATを放送しないのか不思議ーー・・・)
も凄すぎなんですが


さらにぼーーーーくが驚いたのは
C&D両氏によるLYRIC&FLOW





なーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーんて風通しのいい
等身大の「コトバ」なんだ!!!






じっつはお恥ずかしい事に僕は彼等の活動に関して勉強不足で・・・
Twitterやtumblrで情報を集めていくと
(初期のOFWGKTAもそうだったけど)
SNS世代な虚実いりまじった「ゲリラ戦」的情報発信のスタイルの
おかげでまーーーったく実体がわからなぁーーい(泣)!!!!


まぁそれは10年代的って事なんですが
僕がそれ以上に心底驚いたのは
そういった攪乱戦は一種のカモフラージュで
とにかくYEAR-ENDにおけるLYRIC&FLOWの「FRESH」さ



DOPEなウェッサイ系「現実」でもなく
DEEPなアンダーグラウンド系「異界」でもない


普通の人々が普通に生活し普通に語るコトバ
その中から生まれる響き


ここ2-3年の所謂フォーキーなロックバンドは
3.11以降急激にそうした言葉を手に入れようとしているけれど
YEAR-ENDにおけるC&Dのコトバは
そうしたロック側からの
ともすれば抽象的なアプローチを凌駕して
その響きの中に潜む
普通の喜びも
普通の悲しみも
BEATの中に放り投げてしまう




というか彼等はそうした普通の人々が生きる上で
否応なく対面する全ての答えが
どこに潜んでいるのかを知っているのだ




フォークの神様のあの人はその場所を「風の中」と宣言した







でもC&Dは160BPMと80BPMの間
新しいダンスミュージックの「グルーヴの中」にこそ
その「普通の本当」があるとRHYMEする






何故なら東京(Carios氏在住)
と富山(DKXO氏在住)関西(Picnic women氏在住)
タイ(160or80プロデューサー在住)
を奇跡的に繋いでしまったモノ
10年代だからこその「普通」を鳴らしたものは
JUKE/FOOTWORKという新しいグルーブだからだ。







その確信犯的「FRESH」さに僕はほんとーーーーーーーーにココロからやられてしまった!!







そしてそのグルーブの中にセックスやAVもあるかもしれない・・と思い
音の中に潜った


そしたらあったんですよぉーーーーーーーー(泣)



だから今回、性格良し子ちゃんはこの曲のMOVIEを制作させていただきました




だから今回、この曲の主人公に「早乙女らぶ」チャンをキャスティングさせていただきました!!







早乙女らぶという女の子はもっのすごく不思議な女の子で
いい意味で言うと2.5次元的??
ちょっと言い方を変えるとつかみどころがわかりにくい女の子!!




そんな彼女の「在り様」をなんとかMOVIEの中に落とし込みたい!!





そしてLYRICに出てくる「魔法」というフレーズにBINGO!!






東京富山関西タイ、HIPHOPとJUKE
そしてAVを繋ぐ



「魔法」







あるカットで僕は


「MUSIC=MAGIC」




というテロップを入れさせていただきました




そんな「音楽の魔法」を変幻自在にあやつる女の子としての早乙女らぶチャン






そして彼女のファンの方はご存じだと思いますが
その少女性と娼婦性を行ったり来たりする




「女性という魔法」の担い手としての早乙女らぶという女の子




音が彼女がその全てを繋いでいく


だから彼女は音に合わせて回ります



だから彼女は音に合わせて猫にも女にもそして少女にもメタモルフォーゼします





何故ならそうした美しくて不思議な
まるで「音楽」のような在り様こそが「女の子」だから。





そしてそんな音楽と女の子の関係性を体現したような存在が
早乙女らぶチャンという女性だからです



そんな魔法の担い手としての女の子を考えた時
僕は今年公開されて祝40年!!
前田のあっちゃんまで今年早稲田に見に行ってしまった
あの正にマジカルなカルト映画を
思い起こさずにはいられませんでした・・・・・














てーーーーーーーーーーーーーーーーな感じで
長々とカキコしてしまいましたが
要はこのYEAR-ENDは
HIPHOP村だけで重宝されるような小さい楽曲じゃない!!

あらゆる人々の「ホントウ」を繋いでいく
2013年を代表するPOP MUSIC
ほぼ完ぺきなアンセムじゃーーーん!!!ということデッス!



そんな楽曲にかかわらせていただいた事を
音楽の、そしてエロの神様に感謝する次第なのでありマッス!!!


Carios & DKXO year​-​end tax adjustment Beat by PICNIC WOMEN (Starring SAOTOME LOVE) from 160OR80 on Vimeo.



2013年1月4日金曜日

BE A SNAKEMAN2013!! 性格良し子ちゃんが最高のAVになるために

新年あけましておめでとうございまっす!!






今年はへび年!!


蛇といえばイブをそそのかしたエロの象徴??!!








初春を寿ぎまして性格良し子ちゃん所信表明でございます



去年のブログ連続エントリーさせていただたみたく
2012年は突然「脚本書かねば!!」モードと
「チンポ鍛えねば!!!」モードに突入・・・・・






よくアスリートの人が鍛えるカラダの部位を変えると
根本から色々変わってくるっていいますが
僕の場合も笑っちゃうくらい色々と変化!!
なにそれ??っていわれるかもですが
オナニーの仕方はもちろん
歯磨きの仕方?!?!
お風呂の入り方?!!!
さらには食べ物まで変わっちゃうという・・・・・


グフフ・・・・がしかし!! そんな脳内&肉体改造イヤーも終了
今年の性格良し子ちゃんは一味もふた味も、イヤ!!10味ぐらい違います!!




僕は学生時代から山下洋輔氏が大好きで



楽曲から、あの伝説的なエッセイシリーズまでメッチャ読んでるんですが
氏が、ピアノに火をつけるぐらいまでドシャメシャな




"超フリージャズ"へと突入する直前
テンパリ&体調乱調によって突然の長期入院
その病院内で書かれた論文に

「ブルーノート研究」

という凄まじいテキストがあります。




不敬を恐れずまとめてしまうと
このテキストは

「ブルーノートを根源とするJAZZとは何か?
そして何故JAZZはフリージャズにメタモルフォーゼしなくてはならないのか?」



をえぐりえぐりえぐり倒して書かれた文章で
この過程でJAZZという表現スタイルに内的確信を得て山下氏はこう宣言します


「我々の興味は我々自身のジャズにある
我々はジャズの中に我々が立ち戻るべき音楽の原型(プロトタイプ)を
今、見出したことを宣言する
我々がこれから演奏するのは実験的なニュージャズなどではなく
ごく当たり前のプロトジャズ(原ジャズ)とでもいうべきものである」

1969.9.21 コンサートインニュージャズパンフレットより


こーーーーーーいう40年以上前の現象とAVにどんな関係がぁーーーー?!?!


あるんです。



去年半年以上チンポディシプリンを行う間
同時に僕はあーーーーらゆるエロコンテンツ
AVはもちろん映画、イメビ、官能小説、コミック、イリーガルちっくな配信モノetc
この30年間ぐらいの作品を見て読んでDLしまくりました
そして気づいた事、それは


どーーーう考えてもAVがエロコンテンツの原型(プロトタイプ)じゃん!!




最高のエロ表現じゃん


という事でした。



エロのブルーノート





どんなメディアで表現されるエロよりも
AVがエロい事の「原型」を味わってもらえるメディアだという事



そーーーれが「わかっちゃった」わけです


勃起には通常2種類、朝勃系な反射勃起と性的勃起があるといわれてますが
実はえぐりえぐりえぐり倒していくと


勃起には4種類あるのを皆さんは知っていますか??



オッパイやお尻といった独特のカーブ
男の子の腹筋やチンポの張りetc
そうした肉体的な表層の情報が何故勃起やエクスタシーという
現象の「トリガー」になるか知っていますか??



スイマセン・・・僕は今、そうしたエロのプロト問題が

女医が教える 本当に気持ちのいいセックスみたいな
しょーーーーもなーーーいエロ本以上に
全部わかっちゃいます(ってな気がしてます・・・)
そーーのくらい2012年の半年間は濃ーーーーい時間でした


まるで第三の目が開いた感???!!!



そう蛇には「三つ目の眼」があるといわれています






多分人間にもTHE THIRD EYEが!?!?!





エーーー?!?!と思われちゃうかもですが多分
男の子女の子、人間にとってのその「眼」は
エロスの目かもーーーー!!!????
てなくらいの勢いであらゆるエロコンテンツを検証していくうちに
辿り着きました




どう考えてもAVが一番優れたエロ表現になる可能性がある


と!!



でも!!!!!!!!現実はどーーーーーーーーよ!?!?



エリカ様の「カラミ」映画の方が盛り上がりーーの


壇蜜様の「イメビ」の方が「エロい」とかいわれーーの






こーーーーれは何かおかしいわけです
エロ系サードアイが開眼した僕的には!!!



そしてそんなエロスアイで自分の作品を見直したとき


あれ・・・・最高のエロコンテンツであるべきAVなのに
足りないところがメッチヤあるぞ!!!!


服を脱がすカットはもっとこうできる!
フェラチオシーンは全然もっとよくできる!!
あのシーンも......


まさかこんなに色々作ってきて
さらに!!!こんなにフレッシュな気持ちになれちゃうなんて!



10年以上AVを、しかも僕がAVにかかわった頃は
ガッチガチな「本筋エロ」があった時代・・・・
そうした時代からAVを作っているとやっぱ自分が作る時
「そーーじゃねーーーよ!!」を声高に言いたくなる!!
でその結果、表現として「狭い」モノが・・・・・




いわゆる「ベタ」なAV表現にはいまだに勃起しないけど
じゃあ「AV」が表現できるエロのホントウってなんだ?!??!





正に「プロトエロ」






そのホントウへ「ベタ」なAV表現もそして僕の今までのAV表現も
辿り着いてないんじゃないか????





2012年の6か月間は僕にそんな気付きを
スネークライクな第三の眼を与えてくれました


こーーーーーーーーーーーーれはもう超デカい事で



狭いとこへ突っ込んでる場合じゃないじゃん?!

ってか誰も「そこ」へいってないんだからそこへ行くべきじゃん???!!



そして思いました

ニャロメーーーーーーーーーーーーー!!
最高のAV作ってやるぜ





今年2013年性格良し子ちゃんは数多或るエロコンテンツ
の頂点を目指していきます。
何故なら



それがAVという商品に課せられた使命だからです




そのための準備期間は終了しました!!


チンポも鍛え上げられました!!!!




BE A SNAKEMAN!!!











本年の性格良し子ちゃんにゼヒご期待ください!!