2013年9月5日木曜日

2013年のヌーヴェルヴァーグ JAPANESE JUKE×HIP HOPコンピレーション 「160OR80」の衝撃2!! PUNPEE×つぼみ Badhabitが最強のラブソングである理由 




見つけた。何を。永遠を。海と溶け合う太陽を



from「永遠」アルチュール・ランボー






POP MUSICには一つの命題がある




「永遠と一瞬」を繋ぐ事




「永遠と一瞬」を意味づける事








その距離を、その孤独と恍惚を
音とコトバに翻訳しなおす事




どひゃーーー言い方硬いなぁーーもとい!!




つまり普通な感じに言い直しま----すと



ラブソング

って事でっす!!



優れたPOP MUSICは何時の時代も


僕等を隔てるこの




永遠と一瞬



こそを「LOVE」と呼んできた




永遠とは誰の事??





一瞬の正体は???



その秘密を解読してくれる「唄」が

ポップミュージックとしてスタンダードになる







誰もが共感できる唄になる





明らかに2013年音楽における「ヌーヴェルヴァーグ」と宣言できる
JAPANESE JUKE/FOOTWORK?HIP HOP傑作コンピレーション
160OR80!!


(あっ!その辺についてはゼヒこちらもお読みください)





僕がPUNPEE氏&satanicpornocultshopのBadhabitを聴いて
とーーーーにかく驚いた事


それは





どひゃーーーHIPHOPの、そしてDANCE MUSICによる
ポップミュージックとしての
「スタンダード」なラブソングが生まれてしまったぁぁぁぁぁぁぁという事でした









しーーかしそれにしてもこのPVが完成するまでの道のりは
ななな・・・長かったぁーー(泣)







構想は一番最初に曲を聴かせていただき
MOVIEを作るってなった時から
何故かピコーーーーーン!!!とイメージが!


あれ!?!?!何故かこの曲を僕は初めて「聞く」はずなのに

確かに「見た」ことがある!!!


唄の中のちょっとだらしなくて可愛くて真摯でそれでいてSEXYな「ふたり」を

確かにスクリーンで!!




そーーーか!!

ここここれは「アレ」をネタにするしかないッッッッ!









愛情は一瞬にも永遠にも
時々でその姿を変えていく




最近は疑似「永遠」だけを唄った疑似ラブソングや
刹那的な「一瞬」だけを唄った疑似パーティーソングも多いけど






疑似なんてつまんないじゃーーーん!!!




そんなAV誰が見るの???





じゃなかったそんな曲誰が聴くの???????




あの映画の中のナマナマしい
ちょっとだらしなくて可愛くて真摯でそれでいてSEXYな関係性は
まさにこのBadhbitの世界観にぴったしじゃーーん!!




ん??????



ちょっとだらしなくて可愛くて真摯でそれでいてSEXY?????






おーーーーー!!



これってば正に


つぼみ姫



の事ジャン!!!!





とひらめいてしまったのが2月・・・・・






2013年現在も
AV界でもっとも人気のある彼女

DMM2013年9月女優ランキング



でも不思議な事に
つぼみチャンの「魅力」を
一言でいいあらわすことは
実はめーーーっちゃ難しくて



その難しさは
かなーーーり前に某AVメーカー様での会議中
有名な社長氏が漏らしたこんな一言


「くぅーーーーーーーーーーーーーーー俺が
この何年かでもっとも悔やんでる事の一つは
つぼみをデビュー時になんで撮らなかったかって事だよ!!」
(その後そのメーカーさんは彼女を撮ってますが)




そして僕自身も某メーカー様でつぼみチャンのスチールを撮った時
その不思議なたたずまいに
どひゃーーーと思ったことがあります






でもその撮影以来僕は
そんな彼女のたたずまいが気になって
色々と考えてしまいました・・・・・・

彼女は誰???


彼女は「永遠」??


それとも「一瞬」???






いまならそんな事超ーーーーーーーーーーークリアにわかります!!





「永遠と一瞬」



そのどっちをも見させてくれる


「天国と地獄」


そのどっちをも体験させてくれる



「可愛くてSEXY」


そのどっちをも感じさせてくれる



そーーーんな女の子だからこそ

つぼみチャンは「スタンダード」な
日本で一番素晴らしいAVモデルになったんだ!!!!!



たからこそ彼女は誰からも愛される存在(=LOVESONG)
になったんだ!!!!




だ・か・ら、今回160or80というコンピレーションの中でも

最もHIPHOPとかJUKEといった垣根を超える

スタンダードなPOP MUSIC

パーフェクトラブソングとして
鳴り響くこのBADHABITに


どーーーーーーーしても彼女をキャスティングしたいッッ!!と思いました。





そーーーーしてPUNPEE氏!!






氏の「HIPHOPアーティスト」としての
DEEPなモロモロに関してはコチラをお読みいただくとして


街のものがたり―新世代ラッパーたちの証言






僕がとーーにかく凄いなぁーと思ったのは



あーーーーーーーーーーー!!この人ポップスターになっちゃうじゃん!!



という佇まいッッッ。



実は驚くことに最初の打ち合わせで
氏はご自分が前面に出るPVに否定的でした



year-endのエントリーでもカキコしましたが



現在のHIPHOPにおけるプレゼンテーションの
一つの潮流は


SNSを使ったゲリラ戦的な情報発信


もーーーーーーちろんそういうやり方が似合う
アーティストや楽曲もあるけど


PUNPEE氏の曲、そしてそのアーティスト性は
そういったアンダーグラウドちっくなやり方じゃないんじゃないか?
そういう「HIPHOP村」的な遊戯性をぶっこえて




そこのアナタ!!!
あーんど
そっちのキミ!!!!!




ストレートに届くPOPNESS




それがPSG時代から傑作「MOVIE ON THE SUNDAY」まで
氏のサウンドを貫く本質ーーーー!!





そういう氏だからこそこのBADHABITというラブソングは


ポップミュージックだけがたどり着ける普遍性




愛情が持つ永遠と一瞬


を鳴らすことができる。






てーーーな事を思っての撮影!!!








つーーーーーーーーーーーーーーーーーまり!!



つぼみチャンとPUNPEE氏という


AV界あーーんどHIPHOP界の
二大ポップスターの「邂逅」だぁーーーッッ!!





で撮影中に僕はきづいたんですが
なんかどっかかなーーーり



「似ている」


この稀代のポップアーティストを
一つの画面に収める事!!!





そーーれがこのBADHABITのPVの狙いでしたッッ。









今後プチメイキングなんかも含めて
徐々につぼみチャン&PUNPEE氏の撮影時の様子とか
160OR80のYOUTUBEチャンネルで
お見せできたらおもしろいだろうなぁなんて思いつつ
無事撮影終了!!!









さささささぁぁぁぁぁってな感じで編集も終了!







とととととととととところがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・













こっからですよ・・・・・


皆さん、BADHABITのLYRICを覚えていらっしゃるでしょうか?






「
昔気質 クオンタイズは ずらせないんだよ」






クォンタイズってのは音楽制作用語で
ふにゃふにゃしたグルーブをキチキチっとした
ジャストなリズムに強制的に合わせていく作業なんですが





最初のEDITバージョン完成から
なななななんと3か月!!!!




あはははは・・・・・・





PUNPEE氏プレゼンツ!!!
怒涛の編集直し作業が始まってしまったのです。






とにかくプレビュー(EDITしたものを確認してもらう事)
後に氏から送られてきた


「修正部分」リスト


を見て僕は唖然・・・・・





こここここれ100か所ぐらいあるじゃん!!
ししししかも全部2F(一秒の60分の2の長さ)ぐらいのタイミングとか
カラコレ(画の色味)のパラメーター10%ぐらいの事じゃないっすか!!!!





パラノイア・・・否、もとい






これまでのPUNPEE氏の作品を追っかけてた方々はお気づきだったり
僕も氏の情報量を詰め込みに詰め込みまくった
FLOWやサウンドを聴いて
なーーーんとなくそんな気はしていたんですが



編集作業時にそのNINなトレントレズナー的??



いや!!!!映像って事だからもっといってしまいましょう!!


ぶっちゃけ一つのカットを50テイクぐらいはざらに撮影していたという
スタンリーキューブリックばりの





ザ・パーフェクショニスト






っぷりがまさに大爆発--------------------!!




わたくし「シャイニング」のシェリー・デュヴァル様バリに震えました・・・・








こーーーーーーーーーーーーーーれはそっとやちょっとじゃ終わらないぞぉ・・と。







何をグチってるんですか!!とファンの方は激オコかもーーですが


でもでもでも、それはもっのすごくおもしろかった3か月だったのでっす!!







性格良し子ちゃん事務所での編集作業中の会話で
僕はPUNPEE氏にこんな事をたずねたことがありました


性「PUNPEE氏の曲ってどのくらい実際の経験が反映されるんですか??」


P「結構そーいうのってのっかってきますよ」





ポップという概念を持ち出すと
ある物事を誰にでもわかるよーに
薄めたり甘ったるくしたようなイメージがあるかもですが
そういう表現は単に「粗悪品」なだけでPOPとはいわないと思います。




POPという事はそれを表現する人の本質が赤裸々になる事
その「裸」さゆえにそれを受け取る人々は
その表現にココロから共感することができる



BADHABITが持つPOPNESSとは





そんな氏の赤裸々っぷり


神経質なパーフェクショニスト






そして


「月の下で踊るキミ」を見つめるロマンティスト









このPUNPEEというアーティストが持つDEEPな二面性が
200%楽曲に込められているからこそ
素晴らしいラブソングになっている








このPVにもそんな氏のパーフェクショニストでロマンティストな
赤裸々な二面性が存分に現れていると思います







めでたしめでたし・・・FIN





































となるはずだったラストのラスト、
完パケ完成ーーーーーー!!となった8月のある日





PUNPEE氏よりMAILが・・・・






「あのぉ・・・・どうしてもVの結末を変えたいんですが・・・」















まままままままままじかぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



でもそのMAILを見て僕は思いました



あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁこの人はなる!!!



PUNPEE氏はポップアーティストになってしまうぅぅぅぅぅ!!!
と確信しました・・・・・・







どんな変更がなされたのか??





それは多分、PUNPEE氏とつぼみ嬢
だけが、あっ!そして海だけが知っている




永遠と一瞬




僕等はその秘密を知るために
またBADHABITを聴くんだろうなぁーーーと思うのです。






このBadhabitという2013年を代表するような
ラブソングは愛情というココロの秘密を
ヒットチャートにあふれるどんな楽曲よりも
僕等に教えてくれていると思います







PあーーんどT!!!!


お二人こそ10年代を担う
最高のポップスターだぜッッッ!!!!!



Bad habit (NSFW) from 160OR80 on Vimeo.

2013年のヌーヴェルヴァーグ JAPANESE JUKE×HIP HOPコンピレーション 「160OR80」の衝撃 Carios & DKXO ×早乙女らぶ year​-​end tax adjustment編!!

今年はKool Hercが初めてブロックパーティーを開催した年から数えて
HIPHOPにとってはちょうど40年目のメモリアルイヤー!!!









そしてその事とHIPHOPとJUKEをハイブリッドに融合した
コンピレーション「160or80」が発売されたことは
決して無関係じゃない!!






性格良し子ちゃんのtwitterをfollowいただいている
方のtweetで気になってBANDCAMPのサイトへ足を踏み入れたのが
今年の2月・・・・・


160or80 bandcamp



どどどどどどひゃーーーー


こここここここここれはヤバい・・・・・・・
ってかなんだコレ?!?!?!
そこはまるで21世紀型のBLOCKPARTY!!
音がそしてコトバが坩堝のようにからまりあう
どFUNKYでドSEXYでスーパーPOPな楽曲が
ひしめいていた。
そう!!正にHIPHOPとJUKEのオジー(乱交)状態

そして明らかに新たなPOP MUSICが正に生まれようとしている

そんなコンピレーションが「160OR80」でした!!


男が女を求めるように
女が男を求めるように



優れたPOP MUSICにおいてはコトバは常に新しい音を求めていて
サウンドはより多くの人々にその新しい鼓動を届けてくれるコトバを求めている


またぁーーーーー性格良し子ちゃんおなじみの
「音楽=セックス」理論キターーーーーーーーーーーーーーかもですが
いやいや!! ロッケンローな50年代から常に新しいBEATを求める
"エロい人"によってPOPMUSICは更新されてきたなんて事はいわずもがな!!



なんでみんな断言しないんだろーーと思うんで
僕が断言しちゃいますけど

現在明らかにメルティングポット状態で
第三次ムーブメントが爆発する
寸前のジャパニーズHIPHOPの「コトバ」と

あらゆるダンスミュージックのテクスチャーを飲み込んで
160BPM、BEAT PER MURDERで切り刻む快楽殺人者のような
JUKE/FOOTWORKをミクスチャー(性交)した
160OR80というこのコンピレーションは



世界的に見ても
2013年最も優れたPOPMUSICといっていいと思います。





そーーーーーーーーーーーーーーーの中でも
一番刺さる曲、正に「ANTHEM」!!!
それがyear​-​end tax adjustmentでした。



PICNIC WOMEN氏による正にJ-JUKEともいうべき
あらゆる人々に開かれた流麗なBEAT
(なんであらゆるラジオ放送局がこのBEATを放送しないのか不思議ーー・・・)
も凄すぎなんですが


さらにぼーーーーくが驚いたのは
C&D両氏によるLYRIC&FLOW





なーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーんて風通しのいい
等身大の「コトバ」なんだ!!!






じっつはお恥ずかしい事に僕は彼等の活動に関して勉強不足で・・・
Twitterやtumblrで情報を集めていくと
(初期のOFWGKTAもそうだったけど)
SNS世代な虚実いりまじった「ゲリラ戦」的情報発信のスタイルの
おかげでまーーーったく実体がわからなぁーーい(泣)!!!!


まぁそれは10年代的って事なんですが
僕がそれ以上に心底驚いたのは
そういった攪乱戦は一種のカモフラージュで
とにかくYEAR-ENDにおけるLYRIC&FLOWの「FRESH」さ



DOPEなウェッサイ系「現実」でもなく
DEEPなアンダーグラウンド系「異界」でもない


普通の人々が普通に生活し普通に語るコトバ
その中から生まれる響き


ここ2-3年の所謂フォーキーなロックバンドは
3.11以降急激にそうした言葉を手に入れようとしているけれど
YEAR-ENDにおけるC&Dのコトバは
そうしたロック側からの
ともすれば抽象的なアプローチを凌駕して
その響きの中に潜む
普通の喜びも
普通の悲しみも
BEATの中に放り投げてしまう




というか彼等はそうした普通の人々が生きる上で
否応なく対面する全ての答えが
どこに潜んでいるのかを知っているのだ




フォークの神様のあの人はその場所を「風の中」と宣言した







でもC&Dは160BPMと80BPMの間
新しいダンスミュージックの「グルーヴの中」にこそ
その「普通の本当」があるとRHYMEする






何故なら東京(Carios氏在住)
と富山(DKXO氏在住)関西(Picnic women氏在住)
タイ(160or80プロデューサー在住)
を奇跡的に繋いでしまったモノ
10年代だからこその「普通」を鳴らしたものは
JUKE/FOOTWORKという新しいグルーブだからだ。







その確信犯的「FRESH」さに僕はほんとーーーーーーーーにココロからやられてしまった!!







そしてそのグルーブの中にセックスやAVもあるかもしれない・・と思い
音の中に潜った


そしたらあったんですよぉーーーーーーーー(泣)



だから今回、性格良し子ちゃんはこの曲のMOVIEを制作させていただきました




だから今回、この曲の主人公に「早乙女らぶ」チャンをキャスティングさせていただきました!!







早乙女らぶという女の子はもっのすごく不思議な女の子で
いい意味で言うと2.5次元的??
ちょっと言い方を変えるとつかみどころがわかりにくい女の子!!




そんな彼女の「在り様」をなんとかMOVIEの中に落とし込みたい!!





そしてLYRICに出てくる「魔法」というフレーズにBINGO!!






東京富山関西タイ、HIPHOPとJUKE
そしてAVを繋ぐ



「魔法」







あるカットで僕は


「MUSIC=MAGIC」




というテロップを入れさせていただきました




そんな「音楽の魔法」を変幻自在にあやつる女の子としての早乙女らぶチャン






そして彼女のファンの方はご存じだと思いますが
その少女性と娼婦性を行ったり来たりする




「女性という魔法」の担い手としての早乙女らぶという女の子




音が彼女がその全てを繋いでいく


だから彼女は音に合わせて回ります



だから彼女は音に合わせて猫にも女にもそして少女にもメタモルフォーゼします





何故ならそうした美しくて不思議な
まるで「音楽」のような在り様こそが「女の子」だから。





そしてそんな音楽と女の子の関係性を体現したような存在が
早乙女らぶチャンという女性だからです



そんな魔法の担い手としての女の子を考えた時
僕は今年公開されて祝40年!!
前田のあっちゃんまで今年早稲田に見に行ってしまった
あの正にマジカルなカルト映画を
思い起こさずにはいられませんでした・・・・・














てーーーーーーーーーーーーーーーーな感じで
長々とカキコしてしまいましたが
要はこのYEAR-ENDは
HIPHOP村だけで重宝されるような小さい楽曲じゃない!!

あらゆる人々の「ホントウ」を繋いでいく
2013年を代表するPOP MUSIC
ほぼ完ぺきなアンセムじゃーーーん!!!ということデッス!



そんな楽曲にかかわらせていただいた事を
音楽の、そしてエロの神様に感謝する次第なのでありマッス!!!


Carios & DKXO year​-​end tax adjustment Beat by PICNIC WOMEN (Starring SAOTOME LOVE) from 160OR80 on Vimeo.